2019年12月05日

ペンについて

文房四宝(ペン)

書家という職業柄なるべく機械に頼らず、手紙や

ハガキをと心掛けている。先様からのお礼や

返事には、すぐに書いて出せるように机に用意

している。この場合は大概がペン(万年筆)の

出番となる。以前はブラックのインクを愛用して

いたのだが、最近はテレビの仕事で戦前戦後の

ものが多く、時代考証的にブルーブラックを

用いている。現代の方はご存知無いかも知れぬが、

半世紀程前まで、例えば帳簿のような公式文書は

このブルーブラックと決められていた。理由は

このブルーブラックインクには鉄粉が入っていて、

それが錆びて定着することで、改ざん防止となる

為とか。なんとなく懐かしくも佳き話である。





posted by 今口鷺外 at 23:39| 文房四宝あれこれ

2019年12月02日

磨墨随想 令和元年12月号(第500記念号)

令和元年12月号(第500記念号)「天外」掲載の磨墨随想です。

磨墨随想R元年12月号.jpg



posted by 今口鷺外 at 11:57| 磨墨随想

2019年10月26日

墨について

文房四宝(筆)

大小様々な筆を使い、身の回りには無数に並んで

いて、随分昔から愛用しているものも多い。特に

作品の為の大きめの羊毫は何ともの味わいがある

故に大切にしている。一方普段手本書き用の筆

など羊・兼毫にかかわらず、しばらく使って

いると、どうも当初の使い良さが無くなってき、

時にパックリと割れたりということも結構多い。

今まで色々と工夫手当してきたものだが、正直

決定打はない。よって残念乍らどうしても

消耗品的な感覚に成らざるを得ないのは如何。


posted by 今口鷺外 at 23:24| 文房四宝あれこれ

磨墨随想 令和元年11月号

令和元年11月号「天外」掲載の磨墨随想です。

磨墨随想R元年11月号.jpg


posted by 今口鷺外 at 23:13| 磨墨随想

2019年09月26日

墨について

文房四宝(墨)

テレビで珍しく「墨」の話が。

曰く、伊勢の鈴鹿でニカワに工夫を

こらすことで、ニジミが実に美しい

固型墨が造られているとか。昔から、

奈良へ墨づくりの出稼ぎに出ていた

人達が故郷へ帰って伊勢の白子でも

造りはじめたものと聞くが、今では

右の一軒しかないという。

なにしろ今や墨液全盛であるが、

そんな風に頑張っている職人も居る

というから心強い。

問い合わせてみると、松煙、竹煙の

煤を用いて、というものらしい。

当方としては油煙のものをと思って

いたので、此度は一旦ペンディング

したのだが興味津々ではある。

posted by 今口鷺外 at 04:27| 文房四宝あれこれ