
2019年12月25日
磨墨随想 令和2年1月号
posted by 今口鷺外 at 22:37| 磨墨随想
2019年12月05日
ペンについて
文房四宝(ペン)
書家という職業柄なるべく機械に頼らず、手紙や
ハガキをと心掛けている。先様からのお礼や
返事には、すぐに書いて出せるように机に用意
している。この場合は大概がペン(万年筆)の
出番となる。以前はブラックのインクを愛用して
いたのだが、最近はテレビの仕事で戦前戦後の
ものが多く、時代考証的にブルーブラックを
用いている。現代の方はご存知無いかも知れぬが、
半世紀程前まで、例えば帳簿のような公式文書は
このブルーブラックと決められていた。理由は
このブルーブラックインクには鉄粉が入っていて、
それが錆びて定着することで、改ざん防止となる
為とか。なんとなく懐かしくも佳き話である。
書家という職業柄なるべく機械に頼らず、手紙や
ハガキをと心掛けている。先様からのお礼や
返事には、すぐに書いて出せるように机に用意
している。この場合は大概がペン(万年筆)の
出番となる。以前はブラックのインクを愛用して
いたのだが、最近はテレビの仕事で戦前戦後の
ものが多く、時代考証的にブルーブラックを
用いている。現代の方はご存知無いかも知れぬが、
半世紀程前まで、例えば帳簿のような公式文書は
このブルーブラックと決められていた。理由は
このブルーブラックインクには鉄粉が入っていて、
それが錆びて定着することで、改ざん防止となる
為とか。なんとなく懐かしくも佳き話である。
posted by 今口鷺外 at 23:39| 文房四宝あれこれ