2020年03月29日

硯について

文房四宝(硯)

大きな文字の作品づくりに、沢山の墨が必要

となる為、墨磨機のお世話に成ることが多い

のだが、機械にも色々と種類があって迷われ

る方も多いと思う。私の場合は、矢張り手持ち

の端渓や歙州硯等を使いたい。ただし、その

ままの体裁、形ではうまく機械に合わない。

要するにストロークする式故に硯の海・丘の在り

様がである。依って職人に頼んで箕形硯(丘から

海へ段差無い形)に彫り直してもらい用いている。

所謂(いわゆる)墨液は用いたくないので…。

やっぱり固形墨を磨ったものは、紙にのった

時に美しく滲んでくれるのである。

posted by 今口鷺外 at 20:55| 文房四宝あれこれ

磨墨随想 令和2年4月号

令和2年4月号「天外」掲載の磨墨随想です。

磨墨随想R2年4月号.jpg



posted by 今口鷺外 at 20:42| 磨墨随想