2016年09月27日

文房四宝

文房四宝

何事も道具が大切なりと、つい何かを始めるに

当たって上等の道具を分不相応に欲しがる傾向が

あるようだ。

他はともかくとして、矢張り書道具、思い出して

みても未だ修行途中の下手クソにして、財力とて

無いくせに相当な無理をして、やれ端渓(たんけい)、

歙州(きゅうじゅう)をともとめたり、値の張る

羊毫筆の上質なものをもとめ、使いこなすべく

必死に踠(もが)いたりと、それはそれで実に

懐かしく思え、今となっては決して間違って

いなかったと思うのである。何かを目指し正面

から向き合った時、場合によって分不相応な

ものを手にしてみるのも一つの覚悟の表れと

言えなくもありますまい。

posted by 今口鷺外 at 02:01| 文房四宝あれこれ