2020年11月25日

文房四宝

文房四宝(筆)

 大字作品を書く場合、楷行草何れの折も

中鋒によるシャープな線が好きで、柔らかな

イメージのものはあまり書かない。それもあって

用いる筆は剛・柔何れの毫でも少し短鋒ぎみの

太筆の出番が多い。(長鋒では筆の腹が出勝ちで、

目論見通りに行かない)公募展出陳では自身

曾てのように長い漢詩を書くことも少なくなって

いて、結果少字・太字での表現となれば、

むしろ絵画的表現に近いものと成る。一文字

30p位の文字となれば、穂先は長さ6p

直径3p以上のものとなろうか。

ただ線質の上からも羊毫のものが意に叶うこと

多く、そんな類いの筆が沢山今も出番待ちの体

である。

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posted by 今口鷺外 at 21:40| 文房四宝あれこれ