2019年02月25日

墨について

文房四宝(墨)

仕方なく墨磨機を用いる場合、よく見かけるのが

妙な人工硯がついていてグルグルと回転して墨が

水に浸かったまま、という式のもの。せっかく

取って置きの佳き墨をというのだから、出来れば

愛用の硯が使えるものが望ましい。

ただこの手の具合のいい機械が最近は非常に

少なく成っているようで残念である。

墨屋さんには、墨を売りたければどうか良き

機械の製作をと、機会ある度申し上げている

のだが…。

posted by 今口鷺外 at 12:38| 文房四宝あれこれ

2019年01月30日

墨について

文房四宝(墨)

大字作品を書くことが多い。となれば到底手磨り

では間に合わない。言わずとも作品の大きさ

よりも文字の大きさで墨量は決まる。そこで

墨磨機の登場となる訳だが、果たしてどれ程の

墨量が必要なのか予め分からぬ為つい多めに

機械を動かすことに成る。従って用いる墨も

可成り大きいものをとなる。十丁型(12・5

センチ)の大きなものでも驚くほど早く磨り

減らしてしまうのだ。折を見て国産油煙墨などを

買いためておき、成るべく古いものから…。

中国製の古いものを少しばかり手磨りして加えたり

もしている。

posted by 今口鷺外 at 01:47| 文房四宝あれこれ

2018年11月28日

文房四宝

文房四宝

作品創りの際、漢字については自身はいわゆる

本画仙(中国・手漉き・白)の類を用いることが

多い。仮名については、手の込んだ美麗な上代様の

料紙が何といっても書を引き立ててくれる故に

用いたりするが、こちらは矢張り些か値の張る

ことに。ついで乍ら、この手の料紙どうしても

クラシカルムードなものとなるが、我が会で結構

力を入れている調和体作品(現代詩など)には

どうもシックリこない。紙屋さんの方で、現代的

作品に合いそうな料紙づくりを是非ともお願い

したいものと思っているのだが…。

posted by 今口鷺外 at 02:41| 文房四宝あれこれ

2018年10月24日

文房四宝

文房四宝

今は昔、西安の大慈恩寺辺りを散策していた時、

同行の何清谷先生(陝西師範大教授)と共に

或る骨董店へ。少し話をしていると、店の細君が

「しばしお待ちを」と急ぎ自宅とおぼしきへ

何かを取りに帰った。ややあって、何点かの

品を大事そうに持参。うちの一点、折帖画冊、

開けばA4判サイズ位の張大千の細密美人画が

数葉貼られたもの。質せば70万円という。

色々あってその時は断念。

最近のオークション報道を見ると氏の作品、

今や落札額、億・何千万の世界     嗚呼。

posted by 今口鷺外 at 03:01| 文房四宝あれこれ

2018年09月23日

文房四宝

文房四宝

最近中国関係の業者から―古い画仙紙はお持ち

ではないですか?他に文房四宝の類は?また絵画・

書作品は?と問い合わせが結構あって、是非とも

買い取りたい旨の申し出が。成程中国は今や日本

以上のお金持ち、バブルの頃漁るように買って

帰った品を今こそ買い戻したいということなの

だろう。また情報によれば、中国では趣味として、

また教育としての書が近年盛んに成っている

という。何れの国であっても伝統を大切にしたり、

まつわる道具類や先人の遺した作品は大事に

すべきなのは論をまたない。

posted by 今口鷺外 at 21:49| 文房四宝あれこれ