2020年08月26日

文房四宝

文房四宝

先回万年筆のことを書いたが「テレビでの」

というのは、朝ドラ撮影で最近は終戦後が

舞台のものも多く、当時は法律上インクは

ブルーブラックと決められていた。小生子供の

頃でも(大昔)入学の時のお祝いに吸入レバー

の付いたセルロイドの万年筆というのが定番

だった。即ちその時代の国民皆等しく美しい

文字を書きたいと切望していたのだ!

 懐かしく思いながら紺屋の白袴にならぬよう、

極力手書きにこだわっていきたい。従って

あらゆる原稿、あくまで手書きなのである。

が、提出の際にはスタッフに入力してもらって

いる。(笑)

posted by 今口鷺外 at 13:10| 文房四宝あれこれ

2020年07月27日

万年筆について

文房四宝(万年筆)

硬筆ということで愛用の万年筆を。昔からこれを

収集していて、やれモンブラン又はペリカン等と

随分あつめたりした。三十年以上も前、本気で

試し比べた時期があって結局のところ、やはり

日本の字を書くにはと、セーラーの写真のシリーズ

が気に入っていて長年専らこれである。

天外の手本もこれを使い分けている。インクは

曾てはブラックにしていたが、近頃はテレビの

仕事の為昔風のブルー・ブラックを用いて書いて

いる。

R2年8月号文房四宝 万年筆.jpg


posted by 今口鷺外 at 23:21| 文房四宝あれこれ

2020年05月25日

筆について

文房四宝(筆)

筆といっても、今回は持ち方即ち執筆法である。

どうも最近目にするテレビやインスタに登場の

書人の筆の持ち方、書き方に何とも言えぬ

違和感を覚えるのだ。無論好きなように持って、

好きなように…は罪ではないのだが。私共は

当初より基本は、懸腕直筆、中鋒であり、

そして双鉤法(二本掛け)である。しかし、

それより何より、書き方が不細工なのは

いただけない。リズムをもって格好良くは、

実は凄く大切な事で、少なくとも初学者ほど

特に気をつけねばならない事と、強く申し

上げたい。


posted by 今口鷺外 at 23:51| 文房四宝あれこれ

2020年04月25日

筆について

文房四宝(筆)

作品づくりや、手本書き等色々な筆を使うこと

になるが、正直なところ改めて全てを見廻して

みても、完璧な筆は存在しない。何れも良い処、

悪い処があって、いかにして佳き部分を引き

出してやれるか…。

 又いつ何時(なんどき)でも使えるように、

少し硬めの、いや此度は羊毫の柔らかなもの

でと、強いて使い分けるようにしている。

書き易いものが佳き筆とは限らない。無論臨書

などは夫々にこの筆が適していようというのが

あるのだが、時に敢えて違ったものを用いて

みたりしている。時々にその筆の持ち味を発揮

した自己の味が出せればと思う故にである。

posted by 今口鷺外 at 16:14| 文房四宝あれこれ

2020年03月29日

硯について

文房四宝(硯)

大きな文字の作品づくりに、沢山の墨が必要

となる為、墨磨機のお世話に成ることが多い

のだが、機械にも色々と種類があって迷われ

る方も多いと思う。私の場合は、矢張り手持ち

の端渓や歙州硯等を使いたい。ただし、その

ままの体裁、形ではうまく機械に合わない。

要するにストロークする式故に硯の海・丘の在り

様がである。依って職人に頼んで箕形硯(丘から

海へ段差無い形)に彫り直してもらい用いている。

所謂(いわゆる)墨液は用いたくないので…。

やっぱり固形墨を磨ったものは、紙にのった

時に美しく滲んでくれるのである。

posted by 今口鷺外 at 20:55| 文房四宝あれこれ