2019年04月25日

墨磨機について

文房四宝(墨磨機)

社中の人が墨磨機が欲しいということで、あちら

こちらと調べたのだが、なんと殆どの会社が

製造中止方向であるという。捜し廻った揚げ句、

これ位ならと見つけたのが、円型の羅紋硯を使う

回転式のもの。これとて業者手持ちの何台かで、

今後はつくる予定無しとか。以前から何軒かの

業者に質すのだが、販売予想からとても間尺に

合わぬとかで…。

よもや書人皆が墨液の愛用者になり下がって

了いはせぬかと、誠にさみしくも悲しい気分が

否めない。



posted by 今口鷺外 at 23:34| 文房四宝あれこれ

2019年03月27日

墨について

文房四宝(墨)

機械を使っての磨墨となると、以前のように

手磨りの時に用いていた上等の墨(四丁型10p位

・二万円位)を更に何年か寝かせたものを使う

には、あまりにロスが多く、つい少しばかり下の

クラス(十丁型15p位・一万円位)を用いること

もある。何しろ大字を書くことが多い故である。

一方で時に写経や仮名作品を創るに、本来の(?)

墨を丁寧に磨る事で大いに癒されたり、何と

いっても透明で澄んだ墨色に改めて目を見張る

思いがするのだ。敢えて言えば、作品創りに

墨液を使う書人が増えてきたのは如何なもの

だろうか。


posted by 今口鷺外 at 01:52| 文房四宝あれこれ

2019年02月25日

墨について

文房四宝(墨)

仕方なく墨磨機を用いる場合、よく見かけるのが

妙な人工硯がついていてグルグルと回転して墨が

水に浸かったまま、という式のもの。せっかく

取って置きの佳き墨をというのだから、出来れば

愛用の硯が使えるものが望ましい。

ただこの手の具合のいい機械が最近は非常に

少なく成っているようで残念である。

墨屋さんには、墨を売りたければどうか良き

機械の製作をと、機会ある度申し上げている

のだが…。

posted by 今口鷺外 at 12:38| 文房四宝あれこれ

2019年01月30日

墨について

文房四宝(墨)

大字作品を書くことが多い。となれば到底手磨り

では間に合わない。言わずとも作品の大きさ

よりも文字の大きさで墨量は決まる。そこで

墨磨機の登場となる訳だが、果たしてどれ程の

墨量が必要なのか予め分からぬ為つい多めに

機械を動かすことに成る。従って用いる墨も

可成り大きいものをとなる。十丁型(12・5

センチ)の大きなものでも驚くほど早く磨り

減らしてしまうのだ。折を見て国産油煙墨などを

買いためておき、成るべく古いものから…。

中国製の古いものを少しばかり手磨りして加えたり

もしている。

posted by 今口鷺外 at 01:47| 文房四宝あれこれ

2018年11月28日

文房四宝

文房四宝

作品創りの際、漢字については自身はいわゆる

本画仙(中国・手漉き・白)の類を用いることが

多い。仮名については、手の込んだ美麗な上代様の

料紙が何といっても書を引き立ててくれる故に

用いたりするが、こちらは矢張り些か値の張る

ことに。ついで乍ら、この手の料紙どうしても

クラシカルムードなものとなるが、我が会で結構

力を入れている調和体作品(現代詩など)には

どうもシックリこない。紙屋さんの方で、現代的

作品に合いそうな料紙づくりを是非ともお願い

したいものと思っているのだが…。

posted by 今口鷺外 at 02:41| 文房四宝あれこれ