伝統書から創作芸術といった書アート作品だけではなく、命名書や表彰状などの実用書、
店名看板・CDジャケットなどの商用ロゴデザインまで、
あらゆるシーンでの筆文字・手書き文字の魅力を発信しています。
書道教室や企業での研修、通信教育なども行っています。
2017年05月25日
文房四宝(硯)
このところ小さい文字を書く機会が多く、その度
白鷺巣では端渓、自宅では歙州(きゅうじゅう)の
20p位の硯を用いる事が多い。時々自身で磨墨
するのも気分良いものだが…。思えば数十年前、
中国の名硯の値段は今の何倍もの高価なもので
あった。その点今の人達は仕合わせと思いきや、
皮肉なもので墨を磨る人が激減しているという
から誠にさみしい限り。(だから安く成ったのに
違いないのだが。)思いは複雑である。
posted by 今口鷺外 at 22:47|
文房四宝あれこれ
2017年04月26日
文房四宝(筆)
年令と共に決して楽ではなくなってきた細字、
しかし、今も漢字・仮名と細字を好んで書きた
がる小生。例えば写経には連盟の志適≠
用いたり、ここ一番となれば、より厳選された
先のきく小筆を用いている。先日この細楷用の
小筆(中国製)を仮名臨書に用いてみたのだが、
存外に具合よろしい。通常は日本製の面相筆状の
ものを用いていたのだが、使い方次第結構いけ
そうだなと、今のところ気に入ってはいるが・・・。
posted by 今口鷺外 at 23:41|
文房四宝あれこれ
2017年03月25日
文房四宝(墨)
先日、半切に臨書を書くべしで用意を整えて
いたのだが、前にも書いたように、近年大字
作品が主となっている為、墨磨機のお世話に
なることが多いのだが、此度はそれ程の墨量を
必要としないのでと、久し振りに愛蔵の
(30年前に購入)端渓硯を取り出して、自身で
磨り始めることに。25p以上ある大硯なので、
それこそよそ見をしていても磨れるのが
有難い。長年ねかせていた墨をゆっくりと
大きな硯で…は誠に気分よろし。又たまに
硯石に水を与えてやるという意味でも良ろし
かろうと今更に改めて思ったという次第。
posted by 今口鷺外 at 03:14|
文房四宝あれこれ
2017年02月24日
文房四宝(墨)
よいものを見つけた時、出来る限り買って
おくので、長い間には随分とたまっているが、
近年は大字での作品が多く大量の墨汁が要る
ので機械に頼ることが多い為、それなりに
大きなものが必要になる。15p位の大型や
変型(丸型など)墨を用いる事が多い。
作品用となれば無論本物の油煙製となり
結構値も張ることに。しかし所謂墨液を
使っての作品はどうしても納得出来ぬ点が
多々あって…。―書家死して墨を遺す―
とは間違いのない事実と成る道理であります。
posted by 今口鷺外 at 01:00|
文房四宝あれこれ
2017年01月29日
文房四宝(筆)
筆の良し悪しは何といっても使う毛次第とも言
える。業者の方によれば、ほとんどの原材料は
中国からのものとか。輸入される度に質に差が
あって、結果仕上がりに違いが…という。
例えば写経などに用いる小筆にしてからが、
私の場合は業者が中国で造らせているという、
先がキリのように尖ったものを使っているが、
歩留まりは決して良くない。これはという
優れたものは数本に一本という具合なので、
大事に使うのであるが、穂先の命毛が磨り
減って了えば用を成さぬ故、後は絵を描くのに
用いたりしているのだが、絵画用の筆が溜まる
一方なのである。
posted by 今口鷺外 at 21:13|
文房四宝あれこれ
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