2016年11月26日

筆について

文房四宝(筆)

先回書いたように、大切な羊毫筆が今にもパカッ

と穂先の根元から割れて了いそうに成ったので、

やむなく根元に墨を残したまま先の方だけ洗う

ように、即ち根元をかためた状態にしてみた。

再び書き出す時が問題で、しばらく先の方を

墨汁に浸しておく必要がある。そんな風に

すれば例えば手本書きなどにも問題は無い

のだが、本当は穂を全部おろして尚、決して

割れぬ筆が欲しいものと切に願うのだが。

posted by 今口鷺外 at 01:19| 文房四宝あれこれ

2016年10月28日

筆について

文房四宝(筆)

なんと言っても我々にとって大切な筆である。

実は昔からの悩みなのだが、使い込んで馴染んだ

頃の或日、まるで烏口(御存知無い方も多いかも)

の如く、パカリと割れてしまったりする。

致し方なく穂の根元に糸を巻いてみたりするが

全快とはいかない。小生元々は穂先は根元まで

全ておろすべしという考え方なのだが、此度は

気に入りの大切な筆ゆえに万止むを得ず墨に

よって根元を固めてしまったら?と思い、使った

後墨の付いた穂先をしぼって…後日使い始めの

不具合は兎も角、今のところ割れの方はだまし

だまし無事な様子。

posted by 今口鷺外 at 01:30| 文房四宝あれこれ

2016年09月27日

文房四宝

文房四宝

何事も道具が大切なりと、つい何かを始めるに

当たって上等の道具を分不相応に欲しがる傾向が

あるようだ。

他はともかくとして、矢張り書道具、思い出して

みても未だ修行途中の下手クソにして、財力とて

無いくせに相当な無理をして、やれ端渓(たんけい)、

歙州(きゅうじゅう)をともとめたり、値の張る

羊毫筆の上質なものをもとめ、使いこなすべく

必死に踠(もが)いたりと、それはそれで実に

懐かしく思え、今となっては決して間違って

いなかったと思うのである。何かを目指し正面

から向き合った時、場合によって分不相応な

ものを手にしてみるのも一つの覚悟の表れと

言えなくもありますまい。

posted by 今口鷺外 at 02:01| 文房四宝あれこれ

2016年08月24日

紙について

文房四宝(紙)

漢字は些か滲む紙に、仮名は紙質、もしくはドウサを

引いて滲みをほとんど感じさせないものというのが

相場である。作品創りの時(漢字)最も出番が

多いのが本画仙紙といわれるもの。薄くて滲みの

美しく出る単宣(たんせん)、厚手の夾宣(きょうせん)

といわれる(単宣を二枚重ねたような厚さのもの)

等々があるが、大作且つ大字作品を書く場合は

この夾宣が少々荒っぽくしても破れにくいので

専らこれを用いることになる。

posted by 今口鷺外 at 03:45| 文房四宝あれこれ

2016年07月28日

筆について

文房四宝(筆)

今回は筆といっても、万年筆のこと。

毛筆と併せてお手本、またプライベートでの

手紙・葉書などで世話になるのが万年筆。

商売柄常に携行している何本かの中でも

気に入りのものがこれ。三十数年も前、

その頃は万年筆コレクターよろしくペリカン、

モンブランと世界中の万年筆を試したり、

所持したりしていたが、結局のところ多くの条件を

クリアしたのが我国のセーラー ≠ナあった。

写真は同型乍ら、右ブライヤー(木製)と、

左スチール製のもの。漢字用、仮名用と使い分けたり

しているのだが。長いつきあいのお宝なのである。

平成16年8月文房四宝-万年筆写真.jpg

posted by 今口鷺外 at 01:10| 文房四宝あれこれ