2020年11月25日

文房四宝

文房四宝(筆)

 大字作品を書く場合、楷行草何れの折も

中鋒によるシャープな線が好きで、柔らかな

イメージのものはあまり書かない。それもあって

用いる筆は剛・柔何れの毫でも少し短鋒ぎみの

太筆の出番が多い。(長鋒では筆の腹が出勝ちで、

目論見通りに行かない)公募展出陳では自身

曾てのように長い漢詩を書くことも少なくなって

いて、結果少字・太字での表現となれば、

むしろ絵画的表現に近いものと成る。一文字

30p位の文字となれば、穂先は長さ6p

直径3p以上のものとなろうか。

ただ線質の上からも羊毫のものが意に叶うこと

多く、そんな類いの筆が沢山今も出番待ちの体

である。

posted by 今口鷺外 at 21:40| 文房四宝あれこれ

磨墨随想 令和2年12月号

令和2年12月号「天外」掲載の磨墨随想です。

磨墨随想R2年12月号.jpg

posted by 今口鷺外 at 21:27| 磨墨随想

2020年10月26日

文房四宝

文房四宝(墨)

大きな作品を書くことが多く、墨磨機を使う

ことも多い。よって墨(買い置きの大ぶりな

古いもの)も、瞬く間に磨り減ってしまう。

今年のあしで會展≠ナは、目玉として

般若心経≠三×六尺を三枚に。しかも

夫々書風を変えて書こうと決めた。文字数も

多いので長時間に亘っての精神集中、緊張を

強いられ、結構しんどかったのだが、書き

ながら成程書はメンタル、精神修養であると

改めて思った次第。しかし仕上がった暁は、

その達成感は素晴らしく、これぞ書の醍醐味と。

しかも紙、墨は大字作に比して、はるかに

経済的(笑)。いい事づくめではありました。


posted by 今口鷺外 at 01:07| 文房四宝あれこれ

磨墨随想 令和2年11月号

令和2年11月号「天外」掲載の磨墨随想です。

磨墨随想R2年11月号.jpg

posted by 今口鷺外 at 00:53| 磨墨随想